大浦建築研究室

TEL:073-452-7055

設計理念

建築設計

敷地を考える 狭い敷地や高低差の有る敷地又、法律的に厳しい基準を強い られた敷地等その条件下で快適な住空間を創り出す。 例えば、敷地が道路より低い場合、コンクリートの基礎を高くして半地下と して利用する。 又、敷地に対して広い空間が法的に厳しい場合、屋根を設けない半戸外的な空間を確保して実空間以上の効果を構築する
屋根を考える 三角屋根、R屋根(半丸等丸みのある屋根)、陸屋根(ほとんど 平な屋根)又それぞれの組み合わせ等、屋根仕上げ材料の選別もさることながらその形状を屋内空間に反映させよう。 おのおの屋根形状を造る為に費用が掛かるのだから(丸い屋根の下に水平の天井など世界語で言う「もったいない!」)。
外壁を考える 窓を多く必用な壁面は出来るだけまとめて大きくし形状や大きさを揃える、必用性の少ない壁面は窓を極力設けない。 結果、外観にメリハリのある形状が得られ、工事金額の減少にも貢献できる。
部屋を考える 部屋は広い方が良いのではなく広く感じさせる事が必用です。それは・・・吹抜空間(縦方向だけでなく横方向にも考慮する)や屋根裏の隙間等小さな空間の対比から生まれてきます。
開口部(窓やドア等)を考える 光りは沢山に燦々と、風は緩やかに通り抜けて、家族や友人達の楽しげなおしゃべりも聞こえます、名もない花も香ってきます。でも、室内の仕上材料は「日に焼け」、北風は厳しく、隣家や道路からの喧噪が、「虫」をはじめとする小動物は遠慮なく、道行く人々の視線が気になります、そして何よりよからぬ訪問者の進入。 困ります凄く困ります、開口部ってその開き方、閉じ方、動かし方等非常にやっかいで又面白い建築構成部品です
照明について考える 部屋に必用なのは「明るさ」ではないのです「明るさと暗さ」が欲しいのです。 高価にデザインされた器具が必用なのではなく、生活に必用な明るさや、特別な日を演出する為の使い分け出来る照明配置が欲しいのです。
設備について考える 現在の「住まい」には必要不可欠な要素です。 電気、ガスを主とするシステム化されたエネルギー機器のイニシャルコスト、ランニングコストの検討が必用となってきます。 年間のエネルギー消費量の算出を、建設以前と建設後等を各メーカーの資料をもとに建築主と考察する。
構造について考える 現在日本に於ける住宅の構造は大別して「木造」「鉄骨造」「コンクリート造」と3種類の構造で構築されている。 どの構造で建築するかは建築主の意志、敷地の形状、予算の問題、テクスチャーの嗜好(特にコンクリートの素地の表現)により決定されるものの、いわゆる混構造と呼ばれる3種類の構造のいくつかの組み合わせで構築する事もあります。
建築構成素材を考える 現在に於いてほとんどの建築素材は人工的に作為的に造られた物で、自然素材の第一人者の「木材」も植林・間引き・枝打ちと多くの人為的な作業の末建築素材として扱われる。それでも「木」は「木」「鉄」は「鉄」「土」は「土」として扱える様努力する。 ~の様な柄、~の様な色等が仕上材料として建築界を取巻く中、見極めた素 材を使用した建築を目指している。
建築を考える 建築主は、今までのライフスタイルや自分のイメージ、又ものの考え方が設計者とあっている事が最善なのですが、なかには多少の「ズレ」があると思われます。 建築主の欲求の全てを反映してくれる設計者がベストだとは言えません。私たち設計者は設計手法、デザインの方向性等を精力的に提案します、しかし それは決して建築主に押しつけるのではなく、夢の「住まい」への実現に向 け納得のいくまで打合せをしていきます。

管理業務

設計監理業務を考える 私たち設計者は、設計と監理を切り離しては考えられません。「設計」は、建築主との納得のいく打合せのもとに進められます。 しかしながら実施設計に至っては小さな納まり具合から、敷地単位での考察、建築部分と設備部分との取り合い等と、いわゆる「生みの苦しみ」を経験しやっと図面化されてくるのです。その図面をもとに建築工事が進んでいくのです。 これを第三者に委ねて本当に建築主の納得いく建築物ができるのでしょうか?「生みの苦しみ」を経験したからこそ「立派に育てよう!」建築主の納得のいく建築物に仕上げていけるものと考えています。
監理業務を考える-その2 私たち設計者は、出来上がった図面をもとに施工業者と工事を進めていきます。 図面に記された内容通りに工事進捗を監理していく事が基本ですが。 原寸大の工事現場では図面や特記事項と呼ばれる文言では解決出来ない事柄が多々起こりうるのです。 それは建築主からの変更事項、又施工業者の工事ミス、いえ私たちの図面上での所見不足等です。これらの諸問題を的確な判断のもと、速やかに対処し記載図面以上の効果やデザイン性の向上を期するものです。
監理業務を考える-その3 私たち設計者は、建築主と施工業者の間で決定した工事金額を出来うる限り追加変更の起こらない様に監理業務を遂行するのですが、上記したような事態での金銭の調整もこの業務なのです、又、工事進捗によっては、この建築物にとってそれが最良と思われる事項について、もちろんそれは決定工事金額の範囲内でのことと建築主の了解のもとで、図面上に記載のない追加、撤収、デザイン変更等もありえます。

業務報酬

設計費用を考える 建築設計監理に対する費用を設計監理業務報酬といいます、いわゆる一般的に「設計料」と呼ばれています。従前の「設計料」の算定は工事額に対する割合でしたが、建築物の種類、用途、規模、使用材料や設備機器等によりその料金は大きく変わります。よって国土交通省の近年の指針でもある工事床面積に対しての業務報酬がより適正と考え当事務所も、床面積による費用算定を採用しています。 又、入居後の費用負担をなるべく無くすように敷地単位で設計を構築するよう心掛け「別途工事」を出来るだけなくし全体工事費配分を心掛けています。「設計料」の受領は、契約時・設計図書完了時・上棟時・工事完成時と数回に分けてお支払いをお願いしています。
業者選定を考える 一般的に「住宅」等の場合「合い見積り」と呼ばれる方法にて決定致します。 3社から5社程度の施工業者に、設計図書全てとその物件特有の事項等をもって約2,3週間の見積期間を期し総工事の金額を提示してもらいます。 この仕組みが、一般の建築主に理解しづらい事なので少し説明しておきます。 建築主が、「家を建てる」際に、大別すればハウスメーカーへの依頼、建売業者への依頼、建設業者や工務店への直接依頼、それから私たち「設計者」に依頼する方法があります。 私たち「設計者」へ依頼する以外は、どの依頼方法も建築主と業者やメーカーと云う、「二人称」の関係でしかないのです。そこには比べる図面がないのです、中にはハウスメーカーを何軒も廻って比較検討したとおっしゃる方もおいでかも知れませんが、それは各々のメーカー仕様に基づく金額の差だけの比較しかないのです。 建築主と設計者が多くの時間を費やしたこの世で唯一の「設計図書」で数社の施工業者に工事金額を適正に競争して頂きより公平性、透明性のある工事金額の提示がなされます。 私たちのいままでの経験から総工事金額の15~30%位の金額差があります、基本的にはやはり一番低金額の施工業者にお願いするのですが、提示される見積書を十分に精査して決定致します。 ではなぜ、同じ「設計図書」でそんなに工事金額に差が出来るのでしょうか? 施工業者には、各々得意分野とそれに伴う下請け業者との関係に寄与します。 例えば構造体を木造でする場合と鉄骨造でする場合では、基礎の形状、工期の問題、鉄の量、コンクリートの量等、それら全てにおいて下請け業者との関係、建設現場への距離などとありとあらゆる項目で差違が生じます。 よって同じ図面をもとに見積依頼をしても工事額に「差」が出てきます。 以上の様な事を踏まえ、施工業者を決定し「建築主」「設計者」「施工業者」の三角形の関係を構築し工事は進んでいくのです。

そしてあなたに

まだまだ設計事務所の仕事を勘違いされている人々が大勢います、私たちの作品 や考え方があまりにも知られていない事を痛感する事があります。 今現在、又近い将来に「住宅」の新築、増築、改築をお考えの方々「建築」に係わる事ならどんな事でも相談をお受け致します。 相談だけには費用の発生はありません。 又、私たちの作品の見学や現在進行中の工事現場の説明なども行っています。 お気軽に、連絡下さい。

アクセス

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定休日:土日祝

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